立部りゅうぶは、漢字を部首により分類したグループの一つ。 康熙字典214部首では117番目に置かれる(5画の最後23番目、午集の最後23番目)。

概要

立部には「立」を筆画の一部として持つ漢字を分類している。

単独の「立」字は立つこと、すなわち両足で体を支え、まっすぐ身体を起こすことを意味する。また「立てる」、すなわち、ものを地面に対してまっすぐに置くことを意味する。また抽象的な意味へと引伸して、ある段階を終えて新しい領域に入ること(成立・自立・立春…)、併存すること(存立・両立・乱立…)、設けること(建立・設立・創立…)、定めること(立案・立志・立法…)、人を重要な地位につけること(立坊・擁立…)などを意味する。

字源としては、「立」字は人が地面に立っている様を象る。

「立」は意符としては立つことに関する文字に含まれることがある。これらは楷書では主に左の偏の位置に置かれる。また「辛」や「䇂」が楷書において省略されて「立」となった文字もある。なお近代になり西洋の自然科学用語が流入した際、日本では容量の単位であるリットルを「立」で表記し、「竓」(ミリリットル)「竰」(センチリットル)「竕」(デシリットル)「竍」(デカリットル)・「竡」(ヘクトリットル)・「竏」(キロリットル)といった和製漢字も作られた。

字体のデザイン差

「亠」同様、印刷書体(明朝体)における「立」字の1画目には地域による差異がある。『康熙字典』はこれを短い縦棒とし、日本・韓国はこれに従う。一方、中国の新字形・台湾の国字標準字体・香港の常用字字形表ではこれを点画としている(「立」と表記)。

部首の通称

  • 日本:たつ・たつへん
  • 中国:立字旁・立字頭
  • 韓国:설립부(seol rip bu、たつ立部)
  • 英米:Radical stand

部首字

  • 中古音
    • 広韻 - 立入切、緝韻、入声
    • 詩韻 - 緝韻、入声
    • 三十六字母 - 来母
  • 現代音
    • 普通話 - ピンイン:lì 注音:ㄌㄧˋ ウェード式:li4
    • 広東語 - Jyutping:lap6 イェール式:lap6
  • 日本語 - 音:リュウ(リフ)(漢音・呉音)・リツ(慣用音) 訓:たつ・たてる
  • 朝鮮語 - 音:립(입)(rip) 訓:설(seol、立つ) 세울(seul、立てる)

例字

  • 1:䇂
  • 5:竝(並→一部)
  • 7:竣・竦
  • 9:竭・端
  • 6:竟・章
  • 7:童
  • 15:競

脚注


「立山町」のおすすめ観光スポット 立山黒部エリアサイト

【隋·彩绘坐部伎乐俑】改组伎乐女佣造型和… 高清图片,堆糖,美图壁纸兴趣社区

北市場立部神社(稲沢市) 鬼丸のブログ

「立」の画数・部首・書き順 漢字辞典『さくら』

ランチなう…. 粗食部 米立部 賞味期限はあたしが決める お雑煮 のようなモノ 餅は自家製 twinb… Flickr