大阪狭山市駅(おおさかさやましえき)は、大阪府大阪狭山市にある、南海電気鉄道高野線の駅。駅番号はNK65。
歴史
大阪高野鉄道河内半田駅(かわちはんだえき)として開業し、後に南海が経営する遊園地、さやま遊園の最寄り駅として、狭山遊園前駅(さやまゆうえんまええき)に改称した。しかし、2000年4月1日同遊園地が閉園、同年12月の高野線ダイヤ改正時に現在の駅名となった。駅名は一般公募による。
現在でも駅構内には上部が半円形の駅名標があるなど、かつての遊園地の最寄駅としての名残が見られる。
年表
- 1917年(大正6年)7月5日:大阪高野鉄道の狭山駅 - 滝谷駅間に河内半田駅として新設。
- 1922年(大正11年)9月6日:会社合併により南海鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日:会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1947年(昭和22年)6月1日:路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
- 1950年(昭和25年)4月1日:狭山遊園前駅に改称。
- 2000年(平成12年)12月23日:大阪狭山市駅に改称。
- 2012年(平成24年)
- 4月1日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
- 8月:駅係員無人化を開始。
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅である。有効長は8両。改札は各ホームの高野山寄りに独立して設置され、入場後のホーム同士の移動はできない。各ホームには車椅子対応のスロープもある。
駅務室は難波方面ホーム側にあるが、現在は無人駅のため閉鎖されている。待合室は難波方面ホーム後方にある。売店が難波方面ホームにあったが、廃止され現在は自動販売機コーナーになっている。
のりば
利用状況
2019年(令和元年)次の1日平均乗降人員は9,494人で、南海の駅全100駅中31位である。
各年次の1日平均乗降・乗車人員数の推移は下表の通り。
駅周辺
駅周辺は閑静な住宅街。駅周辺には東・西側それぞれに小さな商店街がある。
駅西側から狭山池北東畔にかけて「狭山新宿」「並松」と通称される旧市街が広がっており、このあたりは狭山池の樋役人の居住区と商人・職人の居住区だったところである。また、東除川の両側に狭山藩の陣屋が設置され、狭山陣屋は東除川以北が上屋敷、以南が下屋敷となっていた。下屋敷跡地はさやま遊園として利用されていたが2000年に閉園。現在は高層マンションなどが建っている。
大阪狭山市立狭山中学校・東小学校が近接しており、ホーム内には、両校の生徒・児童の手作りポスターが貼られ、2番線前方からは、狭山中学校のグラウンドが見える。
駅東側は富田林市にある金剛団地に近く、同団地からの利用客も多い。
- 大阪狭山市役所
- 堺市消防局大阪狭山消防署
- 狭山半田郵便局
- 大阪狭山市文化会館 (SAYAKAホール)
- 狭山陣屋跡
- 狭山池 - 日本最古の灌漑用ため池で、現在は治水ダムとして改良されている。かつては競艇場もあった。
- 大阪府立狭山池博物館
- 大阪狭山市立郷土資料館
- 藍野大学短期大学部大阪富田林キャンパス
- 紀陽銀行 狭山支店
- 関西みらい銀行 大阪狭山支店
- 青葉丘病院
- サンプラザ パスト狭山店
隣の駅
- 南海電気鉄道
- 高野線
- ■快速急行・■急行
- 通過(ただし8月1日のPL花火芸術終了後、上りの急行が臨時停車する。)
- ■区間急行・■準急・■各停
- 狭山駅 (NK64) - 大阪狭山市駅 (NK65) - 金剛駅 (NK66)
- ■快速急行・■急行
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 狭山市駅
外部リンク
- 大阪狭山市駅 - 南海電気鉄道



