傳明寺(伝明寺、でんみょうじ)は東京都文京区にある仏教寺院。寺紋は丸に下り藤である。
由緒
仁山嶺恕(1625年(寛永2年)没)が開山、鏡翁傳明(1649年(慶安2年)没)が開基となり創建した。
通称「藤寺」と呼ばれる。これは『東京名所図絵』に記載されている寺伝によれば、慶安3年(1650年)に徳川家光が牛込高田付近へ鷹狩りに行った際、帰路にこの寺へ立ち寄り、庭一面に藤があるを見て「これこそ藤寺なり」と呼んだことによるという。
かつては「観音水」とよばれる湧水があったが、現在は枯渇している。また別に井戸があり、現在は文京区指定の防災井戸となっている。
脚注
参考文献
- 小石川仏教会「小石川の寺院」刊行委員会 編『小石川の寺院(上巻)』小石川仏教会、2002年




