パーカー・アラン・ブリッドウェル(Parker Alan Bridwell, 1991年8月2日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州デフスミス郡ヒアフォード出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。
愛称はPバード。
経歴
プロ入りとオリオールズ時代
2010年のMLBドラフト9巡目(全体268位)でボルチモア・オリオールズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・オリオールズでプロデビュー。A-級アバディーン・アイアンバーズでもプレーし、2球団合計で4試合(先発2試合)に登板して防御率1.59、6奪三振を記録した。
2011年はA-級アバディーンとA級デルマーバ・ショアバーズでプレーし、2球団合計で17試合(先発16試合)に登板して2勝8敗、防御率5.26、70奪三振を記録した。
2012年はA級デルマーバでプレーし、23試合(先発22試合)に登板して5勝9敗、防御率5.98、71奪三振を記録した。
2013年もA級デルマーバでプレーし、26試合に先発登板して8勝9敗、防御率4.73、144奪三振を記録した。
2014年はA 級フレデリック・キーズでプレーし、26試合に先発登板して7勝10敗、防御率4.46、142奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、グレンデール・デザートドッグスに所属した。
2015年はAA級ボウイ・ベイソックスでプレーし、18試合に先発登板して4勝5敗、防御率3.99、93奪三振を記録した。オフの11月20日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした。
2016年、マイナーでは主にAAA級ノーフォーク・タイズでプレー。8月21日にメジャー初昇格を果たし、同日のヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビュー。この年メジャーでは2試合に登板して防御率13.50だった。
2017年4月14日にDFAとなった。
エンゼルス時代
2017年4月17日に金銭トレードで、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した。メジャー初先発となった5月30日のアトランタ・ブレーブス戦では6回3失点の投球でメジャー初勝利を挙げた。6月以降は先発ローテーションに定着し、シーズン最終戦となるシアトル・マリナーズ戦で二桁勝利となる10勝に到達した。
2018年は右肘の炎症のためシーズンの大半を欠場し、メジャーでの登板はわずか5試合、勝ち星は1勝にとどまった。
2018年のシーズンオフはウェイバー公示での移籍を繰り返し、11月26日にニューヨーク・ヤンキース、12月21日に再びエンゼルス、2019年1月22日にオークランド・アスレチックスへ移った。1月25日にマルコ・エストラーダの加入に伴い、マイナー契約で傘下のAAA級ラスベガス・アビエイターズへ配属されたが、4月6日に自由契約となった。4月9日に三たびエンゼルスとマイナー契約を結び、この年はAAA級ソルトレイク・ビーズで22試合に登板して6勝6敗の成績を挙げたが、メジャー昇格の機会はなく、シーズン終了後の11月4日にFAとなった。
ツインズ傘下時代
2020年1月28日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結んだが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマイナーリーグが開催されなかったため、公式戦での登板がないまま、オフの11月2日にFAとなった。
投球スタイル
平均92.5mph(約148.9km/h)のフォーシームが約4割を占め、割合別では次いでカーブ、ツーシーム、カッター、チェンジアップの順で投げる。スライダーは滅多に投げない。
詳細情報
年度別投手成績
年度別守備成績
背番号
- 68(2016年)
- 62(2017年 - 2018年)
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 B
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Parker Bridwell stats MiLB.com (英語)
- Parker Bridwell (@PBrid91) - X(旧Twitter)




