小角(くだのふえ/くだ/くだぶえ/しょうかく)は、軍事用の吹奏楽器。少角管の笛とも表記する。

概要

水牛・牛角などの内部をえぐり、空洞とした角笛のうち、管の形をした小さな笛。小角は管であるため、「くだ」と読んだという。『和名類聚抄』征戦具には、「小角」を「久太能布江」と読むとしており、戦場で大角(はらのふえ)とともに用いたという。

初出は、『日本書紀』の天武天皇14年(685年)11月に出された、大角・鼓などの楽器や、軍旗や弩などの武器は個人の家ではなく、群家に収納せよという詔である。 」 律令制では、鼓吹司の吹部により、また軍団の兵士に大角や鼓とともに、分番して教習させた、とある。

『万葉集』巻第二には、高市皇子の殯宮の際に、柿本人麻呂が詠んだ長歌が収録されており、その中で

と歌われている。

『貞観儀式』巻九も鼓吹司による試生のことを伝えているが、平安時代末より武士の台頭とともに角笛は洞貝(ほらがい)に代わり、小角は袖貝になり、令制の大角・小角は姿を消している。

脚注

参考文献

  • 『日本書紀』(五)岩波文庫、1995年
  • 『岩波日本史辞典』p354、監修:永原慶二、岩波書店、1999年
  • 『国史大辞典』第四巻p801「小角」、文:鈴木敬三、吉川弘文館、1983年

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