ディエゴ・ベナリオ(Diego Orlando Benaglio, 1983年9月8日 - )は、スイス・チューリッヒ出身の元サッカー選手。元スイス代表。現役時代のポジションはゴールキーパー。
ベナーリオ、ベナグリオ、ベナーリョ、ベナッリョなど日本語表記は多数存在する。
来歴
クラブ
地元チューリッヒの名門グラスホッパーでプロデビュー。2002年にドイツのVfBシュトゥットガルトへ移籍するが、不動のレギュラーであったティモ・ヒルデブラントに阻まれ、リザーブリーグでの出場に終始した。
2005年、ポルトガルのCDナシオナルへ移籍。当初はエンリケ・イラーリオの控えであったが、2006年にイラーリオがチェルシーFCへ移籍するとレギュラーに定着した。
2008年1月1日にVfLヴォルフスブルクへ加入し、3年ぶりのドイツ復帰となった。すぐにフェリックス・マガトの信頼を得て、ジモン・イェンツシュから正GKを奪った。2007-08シーズンの後半戦にはベナリオの加入もあってディフェンスが安定し、クラブ史上最高位となる5位でシーズンを終了した。2008-09シーズンも引き続き安定した活躍を披露し、ブンデスリーガ初制覇に貢献した。
2017年6月16日、10年過ごしたヴォルフスブルクを去りASモナコへ3年契約で移籍した。
2020年8月、現役引退を表明した。
代表
2006年にA代表未経験ながら、パスカル・ツベルビューラー、ファビオ・コルトルティに継ぐ第3GKとしてドイツワールドカップのメンバーに選ばれた。母国開催となった2008年の欧州選手権では正GKとして2試合に先発出場。2010年のFIFAワールドカップ南アフリカ大会にも正GKで全試合出場。グループリーグ初戦では優勝候補のスペインをファインセーブ連発で無失点に抑え、1-0での勝利に貢献。同大会ではワールドカップにおける最長無失点時間記録(559分)を樹立したが、グループリーグ最終戦のチリ戦の後半30分に失点し、決勝トーナメント進出はならなかった。
2014年8月20日、代表引退を表明した。
プレースタイル
- 俊敏性に優れシュートストップに能力を発揮し、的確なポジショニングと安定感も備える。
所属クラブ
- グラスホッパー 1999-2002
- VfBシュトゥットガルト 2002-2005
- CDナシオナル 2005-2008.1
- VfLヴォルフスブルク 2008.1-2017
- ASモナコ 2017-2020
代表歴
出場大会
- スイス代表
- 2006 FIFAワールドカップ
- 2010 FIFAワールドカップ
- 2014 FIFAワールドカップ
試合数
- 国際Aマッチ 61試合 0得点(2006年-2014年)
タイトル
クラブ
- グラスホッパー
- スーパーリーグ 2000-01
- VfLヴォルフスブルク
- ブンデスリーガ 2008-09
- DFBポカール 2014-15
- DFLスーパーカップ 2015
代表歴
- スイス代表
- 2006年6月3日 - A代表初出場 - 中国戦
- 2006年 ワールドカップ (ベスト16)
- 2008年 欧州選手権 (グループリーグ敗退)
- 2010年 ワールドカップ (グループリーグ敗退)
- 2012年 ロンドンオリンピック (オーバーエイジ枠)
- 2014年 ワールドカップ (ベスト16)
脚注
外部リンク
- ディエゴ・ベナリオ - Olympedia (英語)
- ディエゴ・ベナリオ - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
- ディエゴ・ベナリオ - National-Football-Teams.com (英語)
- ディエゴ・ベナリオ - Soccerway.com (英語)
- ディエゴ・ベナリオ - FootballDatabase.eu (英語)
- ディエゴ・ベナリオ - WorldFootball.net (英語)
- ディエゴ・ベナリオ - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)
- ディエゴ・ベナリオ - FIFA主催大会成績 (英語)
- ディエゴ・ベナリオ - UEFA (英語)
- ディエゴ・ベナリオ - レキップ (フランス語)
- VfLヴォルフスブルク公式サイト・プロフィール


