2004年の福岡ダイエーホークス(2004ねんのふくおかダイエーホークス)では、2004年の福岡ダイエーホークスにおける動向をまとめる。
この年の福岡ダイエーホークスは、王貞治監督の10年目のシーズンである。
概要
王貞治の監督就任から9年間で3度の優勝を果たすなど、チームは絶頂期にあった。しかし、日本一を達成した2003年のシーズンオフに主力打者の小久保裕紀が無償トレードで巨人へ、村松有人が天然芝でのプレーを希望してオリックスへ移籍するなど戦力が低下気味となった。それでもシーズンでは7月を除くすべての月で勝ち越し、勝率1位でレギュラーシーズンを終えた。
パ・リーグではこの年から、レギュラーシーズンの上位3チームによりシーズン優勝チームを決めるプレーオフが導入された(開催方式などについては当該記事を参照)。2位とのゲーム差が4.5の1位でシーズンを終えたダイエーは、2ndステージで2位の西武と対戦。しかし、シーズンで1位と2位のゲーム差が5以上であれば1位チームに与えられるアドバンテージの1勝を逃したことも災いして2勝3敗で敗退。年間順位は2位となり、日本シリーズへの出場もならなかった。シーズンオフには親会社のダイエーがソフトバンクに球団を売却することが発表され(2005年1月に正式発表)、「福岡ダイエーホークス」は16年間の歴史に幕を下ろすこととなり、「福岡ソフトバンクホークス」が誕生した。
チーム成績
レギュラーシーズン
- プロ野球再編問題を巡るストライキにより、本来より2試合少ない133試合。
- 規定でプレイオフ勝者が優勝チーム
プレーオフ
オールスターゲーム2004
- 選出選手及びスタッフ
- 太字はファン投票による選出。選出回数の括弧内数字は故障のため不出場の回数。
個人成績
投手成績
- 色付きは規定投球回数(133イニング)以上の選手
- 太字はリーグ最高
打撃成績
- 色付きは規定打席(412打席)以上の選手
- 太字はリーグ最高
できごと
- 6月7日 - 王貞治が監督通算1000勝を記録
- 7月23日 - 松中信彦が史上2位タイの6試合連続本塁打
- 8月27日 - 王貞治が監督通算歴代10位タイとなる1034勝を記録
- 8月27日 - 斉藤和巳が2年連続二桁勝利を記録(ホークスでは村田勝喜以来)
- 9月21日 - シーズン1位が確定
選手・スタッフ
表彰選手
ドラフト
以上の選手の入団発表会見ではダイエーのユニフォームを着用したが、その直後にソフトバンクへの球団譲渡となったため、唯一の着用となった。
出典




