産経民謡大賞(さんけいみんようたいしょう)は、優れた民謡の歌い手を決める音楽に関する賞である。古い伝統と歴史を持つコンクール。産経新聞社主催。

概要

1966年から開催、2017年で第52回を迎える。毎春、近畿各地で予選が、夏にテープ審査が行われ、通過した約500人がサンケイホールブリーゼで開催の大会に進む。

大会は「大賞」「壮年」「健声」「少年少女」の4部門ごとに審査され、それぞれ優勝者が選ばれる。最優秀賞として「民謡大賞」(内閣総理大臣杯)が贈られる。そのほか、内閣官房長官賞、文部科学大臣賞なども贈られる。

「大賞」「壮年」の2部門では「優秀賞」「敢闘賞」「努力賞」が、「健声」「少年少女」の2部門では「優秀賞」も選ばれる。また、民謡の発展に貢献した人に「民謡功労章」も贈呈される。

共催は産経新聞開発。後援は大阪府、大阪市、関西テレビ放送、ラジオ大阪、各地の民謡の団体。

なお、サンケイホールの建て替えに伴い、2006年の第41回大会は、大阪厚生年金会館で開かれた。2020年は中止。

主な受賞者

  • 梅若朝鳳 - 1968年優勝(少年の部)。2000年7月9日の第35回記念大賞で「民謡功労章」も受章。
  • 香西かおり - 1975年入賞(少年の部)。翌1976年準優勝(少年の部)。
  • 成世昌平 - 1981年と1982年連続し優勝(青年の部)。
  • 水沢明美 - 1982年内閣総理大臣賞。
  • 戸田弓子。
  • 恩地美佳 - 1990年内閣総理大臣賞。
  • 大野美佐子 - 1990年優勝(少年の部)。
  • 麻生みどり - 優秀賞(少年の部)。
  • 金田一公美(津軽三味線ユニットあんみ通) - 1993年優勝。
  • 蜷川べに(「和楽器バンド」津軽三味線を担当) - 優勝、内閣官房長官賞。
  • みうら晶朗 - 優勝(少年の部)。
  • 木島裕 - 2002年大賞。父の木島一清も1991年の第26回で大賞を受賞しており、初の親子で大賞受賞となった。2017年三味線シンガー「木島ユタカ」としてavexよりデビュー。
  • 菊地まどか - 2004年優秀賞。

関連項目

  • 産経新聞社
  • 日本民謡協会
  • 日本郷土民謡協会
  • フジサンケイグループ

脚注

外部リンク

  • 産業経済新聞社
  • 産経新聞開発
  • 日本民謡協会

産経民謡大賞・壮年の部2 津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

第38回肥後民謡大賞全国大会でグランプリに輝いた河内さん

日本民謡 ゆかり会 ★ゆかり会NEWS★ > 5ページ

【文化圏】第43回県民謡大賞争奪戦|熊本日日新聞社

産経民謡大賞 大賞の部入賞【奄美民謡.長雨切りゃがり節】 YouTube