北大海村(きたおおみむら)は、石川県羽咋郡に存在した村。
村の名称はこの地域が江戸時代の「押水大海荘」の北部だったことによる。
「きただいかいむら」とも呼ばれた。
地理
- 現在の宝達志水町の中で最も南に位置する。西は日本海に面し、西側は平野部、東側は宝達丘陵の丘陵地となっている。
- 西側には田んぼ、砂丘などが展開し、当時の主な産業は、平野部で稲作、海側で漁業、砂丘地でブドウ栽培も行われていた。
- 山:宝達山
- 川:大海川、前田川
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、羽咋郡森本村、免田村、大海川尻村、北川尻村、坪山村、冬野村、正友村、東間村、紺屋町村及び東野村を廃し、その区域をもって羽咋郡
北大海 村を設置する。 - 1898年(明治31年)4月24日 - 七尾鉄道(現・JR七尾線)が開通。当時、村内に駅は開設されず。
- 1947年(昭和22年) - 南大海村・北大海村組合立北川尻中学校開校。北川尻小学校に併設。
- 1950年(昭和25年)5月1日 - 村内に七尾線の免田駅開業。
- 1954年(昭和29年)11月3日 - 羽咋郡柏崎村、末森村、中荘村、北荘村及び北大海村を廃し、その区域をもって羽咋郡
押水 町を設置する。10大字は押水町の大字に継承。
交通
- 国鉄七尾線
- 免田駅
教育
- 南大海村・北大海村組合立北川尻中学校
- 北大海村立北川尻小学校
- 北大海村立紺屋町小学校
- (北川尻、紺屋町両小学校は、1965年(昭和40年)4月に統合し、押水第一小学校となる。現在の同小学校の校区は、当時の北大海村の村域に相当する。)
関連項目
- 消滅した日本の市町村の一覧
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